西日本野菜の魅力

 

西日本で生産される野菜の種類は特に多く、地域ごとに個性のある品種があるのも特徴です。大阪では生でも食べられる水ナスが盛んに生産されて、漬物に加工されて全国へ向けて出荷されています。山陰地方の鳥取県では、水はけが良い土壌を活用して、ラッキョウの栽培が行われています。

 

京都では昔から京野菜を作る伝統があり、特産の漬物にして利用する食文化も発達してきました。京料理の繊細な味付けに調和することも知られ、おばんざいの材料としても重宝されています。薄味にして調理しても素材の持ち味が残り、風味豊かな美味しさになることも魅力です。

 

九州地方では火山の恵みを活用する形で、珍しい野菜の栽培が行われています。桜島によって形成されたシラス台地では、巨大な桜島大根が作られています。鹿児島県の名産品としても有名な桜島大根は、他の地域で栽培すると同じようには育ちません。そのため、独自性が特に強い特産品としての魅力もあります。

 

九州北部の佐賀県は、西日本で有数の穀倉地帯として有名です。全国的には玉ねぎの大産地として名高く、春の訪れを告げる食べ物としても親しまれています。熊本県では、阿蘇山の地形の恵みを活かして、高菜が生産されています。